2019年2月16日土曜日

(54)聖徳太子

「聖徳太子」明治30年
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1899617





水野年方は以前下絵集でもご紹介した通りですが、江戸時代最後の浮世絵師と言われる月岡芳年のお弟子さんです。
この本でも表紙に「年方画」って書かれるほど、この時代には有名だったのでしょう。
江戸時代と違い、明治・大正は印刷技術も向上し、彼らのフィールドも錦絵から一般印刷物へと広がっていきました。

尾形月耕と並んで新聞小説の挿絵などで活躍された方。
でもやっぱり月耕の方が好き。(なんじゃそりゃ)

2019年2月14日木曜日

(53)石井常右衛門実記

「石井常右衛門実記」

こちらはオリジナルの自由閣版(明治19年10月)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/879852

こちらはそのわずか1か月後に復刻届が出され、さらにその2か月後に復刻版を発行した駸々堂版。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/879853

この時代の出版権とかどうなっていたのでしょうねぇ。

で、上記いずれも挿絵が尾形月耕。

著作権法は明治時代よりあったものの、かなりいい加減な内容だったそうで、この頃人気だった仇討物である石井常右衛門実記は、どんどん複製出版されていきます。

挿絵もほら、真似されて。
構図はそっくりなんだけど、月耕感まるで無い!よろしくない複製ですねぇ。



2019年2月1日金曜日

(52)忠烈美譚 輝く肉弾

「忠烈美譚 輝く肉弾」昭和13
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1169956

土井栄さん挿絵の戦記もの、デジコレで発掘いたしました(>人<)

デジコレで土井さんのお名前で検索しても他の1冊ペン画のものしか出てこないんですが、こちらは装丁も!
本の中のどこにも土井さんのお名前は出てきませんが、この素晴らしい画力と「SAKAE」サインは間違いないでしょう。
あれですね、扉に陸軍や海軍将校の書や絵がある本は挿絵画家の記名が省略されがち。
あるあるなのかな?











土井さんは新聞連載小説の挿絵で知ったので、私はペン画から入った口です。
この本でもペン画と塗りとあるのは多分大人の事情でしょう。
変なトリミングが腹立たしいですが、この時代にはよくありましたよね。

2019年1月27日日曜日

(51)伊呂波引月耕漫画

伊呂波引月耕漫画
尾形月耕
全21巻



二編巻一と三編巻二を手に入れましたー!(^_-)-☆

デジコレで21巻公開されているので1~2冊持っていればいいかな~って思っていたのですが、デジコレのは初期版だからなのかな、ずいぶんページ数が少ないです。ぱっと見半分くらい?購入したものと見比べるとないページがたくさんあります。
無いが有る。哲学。

ご存知のように江戸時代の漫画というものはイラストエッセイのようなもので、月耕さんがいろは順に思い浮かぶものを描きつづった散文集…ではなく散画集。この本は明治後半の発行ですが、あえてこの言葉を使ったのでしょうね。ほかに「随筆」という言葉をタイトルにしているものもあります。

一般名詞、情景、人物、物語、せっそうなく描きなぐっておられます。
下書きとかしてないだろうなと思うものも多々。
月耕スキーですから贔屓目とは言え、やっぱり素晴らしいです。


2019年1月14日月曜日

(50)昭和の軍神 西住戦車長

「昭和の軍神 西住戦車長」昭和14
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1718962

この本を見つけたときは興奮しました!
挿絵が土村正寿さんなんですが、まったくイメージの違う描き方なんですよ。
土村さんと言えばこんな感じのキラキラ美少年でしょう?↓(これは別の本です)


以下、こちらの「昭和の軍神 西住戦車長」の挿絵になります。
渋い!渋い方の土村さんだ!全国の土村ファンには外せない一冊ですね。
あと題材が西住戦車長っていうところもいいですね。大好きです、プロパガンダアイコン。
日本で最初に日本軍から正式に軍神とされた方です。
24歳でお亡くなりになった下士官で軍神って、お察しください。
いや~、いいですね、こういう土村さんも。

 





2019年1月9日水曜日

(49)東郷平八郎・乃木希典

「東郷平八郎・乃木希典」昭和11
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1718005

圧がすごい。
読め!っていう圧がすごい本。
タイトルからして圧がすごい。
さらに、書いているのは菊池寛さん、口絵が樺島勝一さんの彩色画、挿絵に伊藤幾久造さんと宮本三郎さん。
色々押し寄せてくる。

戦争物の挿絵を描く方は単純に上手です。上手な方にしか依頼しないですから。


  




2019年1月8日火曜日

(48)貝殻一平、下巻

「貝殻一平、下巻」昭和5
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1184840

なぜ下巻かと言うと、デジタルコレクションでネット公開されているものはなぜか下巻しかないのですね。
とりあえずは不二木阿古さんの挿絵が見られて私は満足です。






よくお手本にさせていただいているので、心の師匠です。

(54)聖徳太子

「聖徳太子」明治30年 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1899617 水野年方は以前下絵集でもご紹介した通りですが、江戸時代最後の浮世絵師と言われる月岡芳年のお弟子さんです。 この本でも表紙に「年方画」って書...